外壁塗装でローンは使える?メリットや注意点を解説

投稿日:2024.10.08 / 更新日:2024.10.09 外壁塗装
   
外壁塗装でローンは使える?メリットや注意点を解説

外壁塗装は、住宅の機能性や耐久性を強化して寿命を伸ばしたり、景観を保ったりするためにも定期的に必要です。

一方で、外壁塗装は足場を組んで大がかりな工事を行うため、工事費用が高額になりやすく、費用に対して不安があるという方もいるでしょう。

外壁塗装の費用について不安がある場合は、ローンを検討するのも方法の一つです。

ここでは、外壁塗装でローンを利用するメリットや注意点、相談先などを紹介します。外壁塗装でローンを検討している方は、ぜひチェックしてみてください。

外壁塗装でローンは組める

ローン

外壁塗装には100万円前後の費用がかかる場合もありますが、ローンを組んで支払うことが可能です。

一般的なローンと同様に銀行や信販会社から借り入れができ、フルローンで返済していくこともできます。

外壁塗装の費用の支払い方法として一般的なのは、「工事完了後の一括払い」もしくは「契約・着工時に一部を支払い、工事が終わったあとに残金を払う」の2パターンです。

いずれにしても、ある程度まとまった金額を用意する必要があるため、ローンを組むケースも多くあります。

外壁塗装でローンを利用するメリット 

家の積み木

外壁塗装でローンを利用することには、さまざまなメリットがあります。ここでは、ローン利用のメリットを詳しく解説します。

自己資金が少なくても外壁塗装ができる

ローンを利用するメリットは、自己資金が少なくても外壁塗装を行い、住宅の機能性や耐久性を復活できることです。

毎月の返済額はローンの返済期間や金利によって異なるものの、一括で支払う場合に比べると金銭的な負担はかなり軽減できます。

外壁塗装の費用を一括で支払うとなると、貯金を切り崩すことにも不安を感じ、費用をすぐに捻出するのは簡単ではありません。

これからお金を貯めるにしても時間がかかり、貯金をしていても途中で他に出費が発生し、なかなか貯まらないという状況になる可能性もあります。

その点、ローンを利用すると少ない自己資金でもすぐに外壁塗装の依頼が可能です。

ローンを利用して早めに対処すると節約につながる

ローンを利用して早期に外壁塗装を行うことは、トータルで見た場合に節約につながるケースもあります。

なぜなら、費用の問題で外壁塗装を後回しにした場合に、劣化が進んで大規模な修繕が必要となり、多大なコストが発生する場合があるためです。

例えば、塗料が剥がれた状態を放置していると、雨水が侵入して建材を傷めてしまう可能性があります。

すぐに対処すれば安い費用で済んだ工事が、放置したことによって何倍もの費用がかかる場合もあるでしょう。

費用の問題で外壁塗装を後回しにするよりも、ローンを組んで早めに対処しておく方が、トータル的にかかる費用を抑えられる場合もあります。

グレードの高い塗料の選択ができる

外壁塗装でローンを利用するメリットは、まとまった資金が不要になるため、グレードの高い塗料も選択肢になることです。

近年は技術が進歩したこともあって、外壁塗装用の高性能な塗料製品も増えており、中には耐汚染性や耐候性に特化したタイプもあります。

グレードの高い塗料を選ぶと、それだけ耐久性も高まるため、メンテナンスや塗り替えの頻度が少なくて済みます。

短期間で資金を集めて安価な塗料で工事を行うよりも、ローンを利用して耐用年数の長い塗料で工事を行う方が、長い目で見ると経済的にもお得といえるでしょう。

自己資金を残しておける

外壁塗装の支払いでローンを利用するメリットは、自己資金を残しておけるため、他の出費に備えられることです。

ローンを利用すると資金が一気に減ることを防げるため、何かあった場合でも代わりに支払えるメリットがあります。

例えば、数年以内に子どもの進学で出費が予想されたり、車の購入を検討したりしている場合は手元にお金を置いておいた方がよいでしょう。

ローンを利用したからといって支払いがなくなるわけではありませんが、毎月少しずつの負担で済むため、手元の資金を残しておけます。

外壁塗装でローンを利用する注意点 

リスク

外壁塗装でローンを利用する場合、どのような点に注意が必要なのでしょうか。ここでは、外壁塗装のローン利用における注意点を紹介します。

支払総額が増える

外壁塗装でローンを利用する場合、一括で支払うよりも、支払総額が増える点に注意する必要があります。

その理由は、ローンの利用には金利が発生するためで、金融機関が設定している金利が高く返済期間が長いほど、支払総額が多くなる点に注意しましょう。

支払総額を減らしたい場合は、金利が低い金融機関を選び、返済期間を短く設定する必要があります。

また、事前に返済シミュレーションを行い、最適なローン商品を選ぶことも大切です。

返済計画を立てる必要がある

ローンを利用して外壁塗装を行う場合、金利の考慮と毎月の返済額のバランスを考えながら返済計画を立てる必要があります。

支払総額を減らすためには返済期間を短く設定すると効果的ですが、その場合は月々の返済負担が大きくなる点に注意が必要です。

ローン返済が家計の大きな負担となり、現在の生活を維持できなくなってしまう可能性もあります。

また、将来の収入源や緊急時の支出など、予期せぬ事態が発生する場合もあるため、返済計画に余裕を持たせることも大切です。

長期ローンを利用する場合は、予想される生活スタイルの変化も想定しつつ、返済できるかシミュレーションを行いましょう。

ローンの利用ができない場合がある

外壁塗装の支払いにローンを利用する場合、ローン会社の審査をクリアしなければ、お金を借りることはできません。

ローンの審査では申込者の職業や勤務年数、収入をはじめ、他社で利用しているローン総額もチェックされます。

他の金融機関で借り入れが多い場合、安定した収入があってもローンを組めないケースもあるため注意が必要です。

ローンの審査に落ちてしまった場合、他の金融機関で新たに申し込みすることもできます。

しかし、別の金融機関で何度も申し込みをすると、当初の想定以上に時間や手間がかかることになるでしょう。

外壁塗装のローンの相談先 

ミーティング中の人

外壁塗装でローンの利用を検討している場合、相談先として挙げられるのは外壁塗装業者と銀行、信販会社です。

ここでは、それぞれの相談先の特徴を紹介します。

外壁塗装業者

外壁塗装の支払いにローンを検討している場合、まずは工事を依頼する外壁塗装業者に相談するとよいでしょう。

外壁塗装業者の中にはローン会社と提携しているところもあり、この場合だとスムーズにローンの手続きを進められます。

ただし、提案されるローンの種類はフリーローンやリフォームローンなど、外壁塗装業者によって異なる点に注意が必要です。

外壁塗装業者が提示するローンの内容や条件を確認し、納得のいく条件であれば、ローンを組んでもよいでしょう。

しかし、ローンの条件に不安が残る場合は、外壁塗装業者が提携しているローン会社ではなく、自身で銀行や信販会社を探してローンを組んでも問題ありません。

銀行

銀行で外壁塗装の支払い用のローンを検討する場合、有担保ローンと無担保ローンの2つから選びます。

有担保ローンは金利が安く費用を抑えたい方に向いている一方で、担保の設定に必要な手続きが多く、審査も厳しいのが特徴です。

無担保ローンは有担保ローンに比べて金利は高いものの、外壁塗装業者から申し込める場合もあり、審査や手続きがスムーズに進みます。

銀行ローンに共通しているのは、他の金融機関に比べて金利が低いのがメリットであり、審査に時間がかかりやすいのがデメリットであることです。

なお、住宅ローンの利用中であれば、借り入れている金融機関で外壁塗装のローンを新たに組むと、金利が優遇される場合もあります。

住宅ローンの借り入れ先ならすでに審査が通ったあとであり、追加費用を借りられる可能性も高くなるでしょう。

信販会社

外壁塗装のローンを組む場合、信販会社に申し込んで借り入れをする方法もあります。

信販会社のローンを利用するメリットは、手続きがスムーズに進みやすく、審査結果も早くわかりやすい点です。

また、債務者に万が一のことがあった場合、遺された家族のローン返済義務がなくなる団体信用生命保険に加入できるケースもあります。

ただし、信販会社のローン金利は銀行に比べると高めに設定されているケースが多く、総支払額は増える可能性もあります。

金利や返済期間、外壁塗装を始めるタイミングなども考慮しながら、他の方法と比較してローンの借り入れ先を決めることが大切です。

外壁塗装のローン利用の流れ 

STEP

ローンの利用で外壁塗装を検討している場合、どのような流れで進んでいくかも把握しておきましょう。ここでは、外壁塗装のローン利用の流れを紹介します。

補助金の利用ができないか確認する

外壁塗装を行う場合、特定の条件を満たすと国や自治体が行っている補助金制度の利用ができるケースもあります。

補助金制度が適用されると工事にかかる費用を軽減できるため、ローンを利用する場合も返済負担の軽減につながるでしょう。

ただし、補助金制度は自治体によって有無が異なるため、事前にお住まいの地域でどのような制度があるか確認しておく必要があります。

地域の事情に詳しい地域密着型の外壁塗装業者であれば、どのような補助金制度があるか把握しているため、確認してみるとよいでしょう。

自治体が行っている補助金制度を適用するためには、必ず工事前の申請が必要になるため、早めの確認が大切です。

ローンの申し込み先を決める

外壁塗装業者が決まって工事の見積もりがでたら、外壁塗装を始める前にローンの申し込み先を決めます。

工事が始まってからローンを組みたいと思っても、途中から融資を受けることはできません。

まずはローンの申し込み先を決めて、融資が受けられるかどうかの審査を受けてから、外壁塗装という流れになります。

ローン金利や条件のいい金融機関や信販会社の候補がある場合は、ローンの申し込みに必要な書類を用意しておきましょう。

外壁塗装業者が提携しているローン会社を利用する場合も、何が必要かを確認し、準備を進めていきます。

なお、審査にあたっては外壁塗装業者が発行する書類が必要となるため、ローンの申し込みを行う前に受け取っておきましょう。

ローンの申し込みをする

ローンの申し込み先が決まって必要な書類や準備が整ったら、次は申し込みを行っていきます。

ローンの申し込みが受理されたら、利用者の信用情報や収入状況、勤務先の種類、他のローン利用の情報をもとに審査が行われるのが一般的です。

審査結果は数日から数週間で知らされるケースが多いですが、信用情報に不審な点がある場合は、長引く可能性もあります。

審査に通過できなかった場合は、申し込み条件の見直しや他の金融機関を検討する必要があり、工事が始まるまでの時間は延びるため注意が必要です。

申し込みを行う前に、自身の信用情報をチェックし、間違いがある場合は訂正するなど準備を整えておきましょう。

まとめ 

この記事では、外壁塗装でローンは使えるかどうかをはじめ、ローン利用のメリットや注意点を解説しました。

外壁塗装は工事費用が高額になることも多いため、一括支払いではなく、ローンを利用する人も少なくありません。

ローンを利用することで、まとまった自己資金が不要となり、毎月少額の支払で済むため、塗料のグレードアップや早期に外壁塗装が始められるメリットがあります。

ただし、きちんと返済計画を立ててローンを利用しないと、月々の返済負担が大きくなり、生活に支障が出る可能性もあるため注意しましょう。

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