インターネット

現代において、外壁塗装業者を探す際に真っ先に活用したいのがインターネットです。

GoogleやYahoo!などの検索エンジンで「外壁塗装 業者」などのキーワードを入力すれば、多数の業者情報を入手できるでしょう。

各業者のホームページを隅々まで閲覧し、施工実績や料金プラン、顧客の口コミなどを入念にチェックすることをおすすめします。

また、FacebookやX（旧Twitter）、Instagramといった各種SNSを利用している業者も増えているため、そちらもあわせて確認するとよいでしょう。

登録されている施工事例の写真などから、業者の特徴や強みが読み取れる可能性があります。

チラシや広告

地域によっては、ポストに外壁塗装業者のチラシが投函されていることがあります。

宣伝用のチラシとはいえ、各業者の売りやサービスの特徴がわかりやすくまとめられているのが特徴です。

ただし、チラシや広告だけでは業者の実態がわからないため、その情報を基にインターネットで検索することをおすすめします。

施工事例やお客様の声などをチェックすれば、サービスの質をより理解することができるでしょう。

なお、地域情報誌や新聞の折り込みチラシにも、外壁塗装業者の広告が載っているケースがあります。キャンペーン情報など、お得なサービスの案内が見つかるかもしれません。

知り合いからの紹介

外壁塗装をした経験のある知人がいれば、ぜひ業者選びの相談をしてみることをおすすめします。

実際に施工を依頼した人の感想は、業者の実力を知る上で何より参考になるでしょう。

施工の品質はもちろん、職人の人柄や現場の雰囲気まで、生の声を聞くことができる点が大きなメリットです。

見積りの適正さや割引特典の有無なども、率直に教えてもらえるはずです。

ただし、あくまでも個人的な意見であることを念頭に置き、鵜呑みにしすぎないよう注意しましょう。

電話帳

インターネットやスマートフォンにあまり詳しくない方は、電話帳を使って外壁塗装業者を探してみるのもよいかもしれません。

電話帳の職種別ページには、「塗装工事業」や「リフォーム」といった項目があるため、そこから地域の業者を割り出せます。

ただし、電話帳には詳しい情報が掲載されていないことが多いため、気になる業者が見つかったらホームページを確認するなどして、さらに詳細を調べる必要があります。

最寄りの業者を簡単に探せる点が電話帳の最大の利点ですが、インターネット上の豊富な情報も有効活用することが大切です。

複数の業者から見積りを取る

外壁塗装の費用は業者によってかなりのバラつきがあるため、1社だけの見積りでは適正価格かどうかの判断が難しいものです。

後悔のない業者選びのために、少なくとも3社程度から見積書を取り寄せ、じっくりと見比べることが大切です。

見比べる際は、単に金額の安さだけではなく、見積書に記載された施工内容や使用する塗料の質、足場の仕様などを総合的に比較検討しましょう。

加えて、見積書に不明な点があれば、遠慮なく担当者に質問することをおすすめします。

丁寧に回答してくれる業者なら、信頼できる可能性が高いといえます。

施工事例を確認する

外壁塗装の完成度は、施工を手がける業者の腕前によって大きく左右されます。

施工品質の高さは、外壁塗装業者を選ぶ上で何より重視したい判断基準の1つでしょう。

業者のホームページに掲載されている施工事例を隅々までチェックし、ビフォーアフターの変化や仕上がりの美しさを入念に確認します。

施工前と施工後の写真を見比べれば、腕利きの職人が施工を担当しているかどうかがわかるはずです。

外壁の色や素材による違い、マンションやビルなどの建物の種類による違いなども、施工事例を基に評価するとよいでしょう。

資格や許可の有無をチェックする

外壁塗装の依頼先として検討している業者が、資格や許可を取得しているかどうかを必ず確認しましょう。

実力がある業者であれば、塗装技能士や建設業許可証などを取得していることがあります。

塗装技能士は国家資格であり、一級・二級・三級とそれぞれ分類されています。有資格者の人数が多いほど、施工品質への信頼が高まるでしょう。

ホームページの内容から判断する

外壁塗装業者の実力や特徴を知る上で、ホームページは非常に参考になる情報源といえます。

ホームページのクオリティの高さは、業者の仕事に対する真摯な姿勢の表れと考えられます。

トップページから会社案内、スタッフ紹介、お客様の声など、できるだけ多くのページに目を通すようにしましょう。

代表者の人柄が感じられるメッセージや、スタッフの資格取得状況なども入念に確認することをおすすめします。

施工事例の豊富さはもちろん、分かりやすい料金体系の説明があるかどうかも重要です。

アフターサポートや保証内容を確認する

外壁塗装は、定期的なメンテナンスが欠かせない住宅のリフォーム工事です。だからこそ、充実したアフターサポート体制のある業者を選ぶことが何より重要です。

具体的には、定期的な点検や補修、塗り替えなどのメンテナンスプランを用意している業者が理想的とされます。

アフターサポートの内容や期間、費用などの詳細は業者によって異なるため、事前の入念な確認が欠かせません。

初期不良や想定外の破損などのトラブルに備えた無料保証の有無も大切なポイントです。

プロに直接相談する

業者選びに不安がある方は、頼りになるプロに直接相談することをおすすめします。

プロに直接相談すれば、外壁塗装に関する疑問を解消できるほか、真摯に相談に乗ってもらえるはずです。

ただし、すぐ近くにリフォーム関連の専門家がいるとは限りません。

そんな場合は、大手の外壁塗装業者が開催している無料相談会を利用してみる、もしくは専門家が運営するネットサービスを利用するのがよいでしょう。

ハウスメーカー

新築時に住宅を建ててもらったハウスメーカーに、外壁塗装を依頼するというケースは珍しくありません。

もともと住宅の構造を熟知しているため、外壁の状態を的確に把握してもらえるのが大きな強みです。

大手のハウスメーカーであれば、定期点検の実施やアフターサポートの充実度も折り紙付きです。

一方で、外壁塗装の単体での依頼には対応していないケースもあるため、そもそも依頼できるのかどうかを事前に確認しましょう。

リフォーム会社

リフォーム工事全般を請け負うリフォーム会社は、地域を問わず全国的に展開しています。

中には、大手ハウスメーカー系列のリフォーム会社や、工務店が母体となっている会社もあるでしょう。

総合リフォーム会社の場合、外壁塗装に限らず、内装リフォームやキッチン・バスの交換工事など、住宅リフォーム全般に対応してくれます。

トータルでリフォームを任せられる点は魅力的ですが、外壁塗装の専門性や実績の豊富さは業者ごとに大きな開きがあります。

外壁塗装の実績があまり多くない会社もあるため、施工事例や実績は入念にチェックするようにしましょう。

工務店

地域密着型の工務店に外壁塗装を依頼するのも選択肢の1つです。

小回りの利く工務店では、社長自らが現場監督を兼ねて施工に携わることも少なくありません。

ゼネコンのような大手企業に比べると現場管理の負担が少ないため、外壁塗装の費用を安く抑えられるメリットがあります。

また、地元の気候風土に適した塗料選びや、施工方法を提案してくれるのも心強い点です。

ただし、一般的な大工の施工技術では、塗装のプロには及ばないこともありえます。外壁塗装の実績や専門性の高さについては、事前によく確認しておく必要があります。

ホームセンター

大手のホームセンターでは、店舗内にリフォーム専門のコーナーを設けているところがあります。

DIYユーザー向けの塗料販売だけでなく、外壁塗装の施工も請け負っているのです。

全国にチェーン展開しているホームセンターであれば、腕利きの職人を抱えていることも多く、安定した施工品質を期待できます。

また、塗料や道具を仕入れ値で調達できるため、外壁塗装の料金を比較的リーズナブルに設定しているケースが多いのも魅力です。

しかし、ホームセンターによっては、自社オリジナルの工法や塗料しか選べないこともあります。

万が一の際のアフターフォローが手薄になりがちな点も、ホームセンターに施工を頼む際の不安要素といえます。

塗装専門業者

外壁塗装の専門集団ともいえる塗装専門業者は、最も頼りになる存在といえるでしょう。

一級塗装技能士や建築施工管理技士などの有資格者を多数擁し、高難度の塗装工事も手掛けています。

下地処理から仕上げまで、トータルな施工をワンストップで任せられる点も心強いポイントです。

強いて欠点を挙げるとすれば、専業のプロ集団だけに施工単価が高めに設定されているケースが多いことです。

また、繁忙期には施工までに多少の時間がかかることもあるでしょう。

訪問販売業者

外壁塗装の営業活動をしている訪問販売業者の存在は、無視できない問題といえます。

「点検商法」などと呼ばれるこの手の業者は、無料点検を口実に、強引な勧誘を繰り返すのが常套手段です。

「このままでは外壁が崩落する」などの脅すような言葉で不安を煽り、高額な契約を迫ってくるのが特徴です。

工事の必要がないのに施工箇所を水増ししたり、見積り後に追加費用を請求したりするなど、トラブルに巻き込まれる可能性が高いため、利用しないことを強くおすすめします。

とはいえ、全ての訪問販売業者が悪質とは言い切れません。

しつこい勧誘に困った際は、最寄りの消費生活センターに相談を持ちかけるのが賢明です。