外壁塗装は何年ごとに行う?平均年数や行うべきサインを紹介!

投稿日:2025.04.09 / 更新日:2025.04.09 外壁塗装
   
外壁塗装は何年ごとに行う?平均年数や行うべきサインを紹介!

住宅の美観や機能を保持するためには、定期的に外壁塗装を行う必要があります。

適切なタイミングで外壁塗装をしなければ、住宅の耐久性が低下し、雨漏りや害虫の侵入リスクが高まるため注意が必要です。

しかし、外壁塗装の必要性を理解していても、「何年ごとに行えば良いか分からない」という方もいるのではないでしょうか。

この記事では、外壁塗装は何年ごとに行うのがベストか、また外壁塗装を行う最適なタイミングについて詳しく紹介します。

外壁塗装は何年ごとに行う? 

外壁

外壁塗装を何年ごとに行うかは住宅の状態によって異なります。ここでは、外壁塗装のタイミングについて解説します。

新築の場合

新築住宅で初めて外壁塗装を行うまでの期間は、8〜10年が目安です。

新築時に使用される窯業系サイディングの表面塗装の寿命が約10年前後であること、多くのハウスメーカーが長期保証を10年に設定していることなどが理由として挙げられます。

一方、外壁材の種類によって耐用年数が異なるため、10年を過ぎても外壁塗装が不要のケースもあります。

特に金属系、樹脂系、木質系は耐用年数が長いため、使用している外壁材も確認しておきましょう。

外壁材の種類や耐用年数は以下の記事でも詳しく解説していますので、あわせてご参照ください。

外壁の種類ごとの特徴と耐用年数は?外壁選びで失敗しないためのポイントを解説

2回目以降の場合

2回目以降の外壁塗装をいつするかは、使用している塗料の耐用年数によって異なります。

外壁塗装に使用する塗料によって耐用年数は異なり、アクリル塗料であれば5年程度、シリコン塗料であれば10年前後です。

耐久性が高い無機塗料であれば20年以上の耐用年数となり、長持ちしやすいメリットがあります。

しかし、耐用年数が長い塗料は価格もそれだけ高いのが一般的であるため、予算に応じて塗料を選ぶ必要があります。

環境によっては耐用年数までもたない場合がある

外壁塗装の一般的な頻度はあくまでも目安であり、環境によっては耐用年数までもたず、早期の塗装が必要になるケースがあります。

例えば、気温変動が激しい地域や強い紫外線があたる地域では、他の地域に比べると外壁の劣化も早くなります。

産業地域に位置する住宅だと、大気中の物質が外壁の劣化を早める可能性もあるでしょう。

耐用年数に合わせて外壁塗装を行うのではなく、実際の外壁の状態に合わせて塗装を行うことが大切です。

外壁塗装を適切な時期にしないリスク 

外壁塗装を適切な時期にしないリスク

外壁塗装を定期的に行わないと、外壁にはさまざまな影響が生じます。ここでは、外壁塗装を適切な時期にしないリスクを解説します。

建物の耐久性が低下する

外壁塗装を行わずに放置していると、外壁が劣化し、外壁材が雨風にさらされることで建物の耐久性が低下します。

耐久性が低下すると、建物の寿命が短くなるだけでなく、修繕のための大規模な工事が必要になる可能性があります。

また、地震や強風、大雨災害などの自然災害に対する耐性も低下し、住宅全体の安全性にも影響を及ぼします

自然災害による住宅被害のリスクを低下させるためにも、耐久性が低下する前の適切な時期に外壁塗装を行うことが重要です。

雨漏りが発生する

外壁塗装を適切な時期に行わないままだと、外壁の劣化が進み、その場所から雨水が侵入して雨漏りが発生するリスクがあります。

これは外壁材が雨や湿気によって劣化すると、ひび割れや変形を引き起こし、雨水が壁内部にある防水シートまで浸食するためです。

最終的には部屋の壁にまで雨水が達してしまい、柱が腐食したり、部屋の中にカビが発生したりする可能性もあります。

雨漏りで発生したカビによって、健康被害を誘発するケースもあるため注意が必要です。

また、雨漏りが発生すると外壁塗装だけでは補修できず、雨漏り工事が必要となり、コストが多くかかってしまいます。そうならないためにも、早めに外壁塗装を行いましょう。

害虫が侵入しやすくなる

外壁塗装を行わずに放置すると、外壁の劣化によってひび割れや穴が生じ、害虫が隙間から侵入するリスクが高まります。

特に雨漏りが発生して内部の木が腐ってくると、腐った木にシロアリが集まるようになり、住宅の構造を弱めるため要注意です。

シロアリ以外にもコウモリやネズミなどが侵入し、糞尿によって天井の床板や断熱材などが腐る可能性があります。

こうなってしまうと外壁の修繕だけでなく、害虫駆除も必要になるため、対策には多くの時間や費用が必要です。

手遅れになる前に外壁塗装を行い、害虫が侵入しにくいように耐久性を高めましょう。

住宅の寿命が縮まる

外壁塗装をしないままでいると、塗装が剥がれることで住宅の寿命が縮まるリスクがあるため注意が必要です。

塗装には、塗料が持つ機能によって雨水や湿気、紫外線から建物を保護する働きがあります。

塗装が剥がれたまま放置していると、雨水が外壁にしみ込んで雨漏りや害虫被害を引き起こし、最悪の場合には建物の倒壊にもつながるでしょう。

住宅の寿命が縮まると修繕箇所も多くなり、リフォームや修繕にかかる費用も高額になります。住宅の寿命を延ばすためにも定期的な外壁塗装が必要です。

外壁塗装のサイン  

外壁塗装のサイン

外壁に劣化のサインがみられる場合は、できるだけ早めに外壁塗装を行うことが大切です。ここでは、外壁塗装を行うべきサインを解説します。

チョーキング

チョーキングとは、外壁を指で触った際に白い粉がつく状態で、「白亜化現象」とも呼ばれています。

白い粉が外壁につくのは、雨や紫外線によって塗料の中の合成樹脂が分解されて、顔料が粉状になって塗装表面に現れるためです。

チョーキングは塗膜劣化が起きている状態であり、住宅の耐久性が低下していることを意味します。

本来の性能が低下しているため、雨水が侵入してコケやカビが発生したり、ひび割れが起こったりする可能性もあるため早めに外壁塗装を行いましょう。

チョーキングが発生しているかどうかは、実際に外壁を指でなぞってみるとわかります。

塗膜表面の色によっては白い粉ではなく、表面の色の粉がつくこともあるため、判断できない場合は業者に調べてもらうとスムーズです。

ちなみに、モルタルや窯業サイディングの外壁はチョーキングが起こりやすい一方、外壁の種類によってはチョーキングが起きない場合もあります。

色あせ

外壁塗装の色あせとは、外壁が新築や塗装をした最初の色から変化したり、色が薄くなったりする状態のことです。

色あせが起こる原因は、太陽光に含まれる紫外線による影響が大きく、紫外線が塗料の顔料を破壊することで起こります。

色あせが起こるということは塗膜が劣化しており、防水機能が低下している状態です。

そのため、色あせは外壁塗装のサインの一つであり、早めに外壁塗装をして補修しなければなりません。

外壁塗装において色あせしやすい色は、赤や黄の原色ですが、白や黒、青などは色あせしにくい色であるため、外壁塗装の際には色あせしにくい塗料を選ぶのもよいでしょう。

コーキングの亀裂

コーキングとは、窯業系サイディングボードや窓枠の目地に埋められている樹脂性のゴムのことです。

雨水が住宅に侵入することを防いだり、建材を固定したりする目的で使用され、耐用年数は5〜10年となっています。

コーキングは紫外線や雨風によって劣化し、症状が進むとコーキングの硬化やひび割れ、肉痩せなどが起こります。

劣化した状態のコーキングを放置すると、外壁から雨漏りが発生したり、害虫が侵入したりなど、さまざまなトラブルの原因となります。

このような事態を防ぐためにも、コーキングの劣化が見られる場合は早めに対処しなければなりません。

なお、コーキングの補修は外壁塗装と同時に依頼するとよいでしょう。

コーキングの寿命を迎えている場合は、外壁塗装も寿命を迎えていることも多く、同時に行うことで手間や費用を抑えられるためです。

サビ

外壁にサビが発生している場合も外壁塗装のサインです。

外壁にサビが発生する原因は、近くの金属製品からのもらいサビや、建物内部に水が侵入して金属が腐食するケースなどがあります。

また、サビを放置すると範囲が拡大し、外壁材の腐食や穴あき、補修が困難になる場合もあります。

サビは放置しても自然に状態がよくなることはないため、外壁にサビが発生している状態は、外壁塗装を検討すべきサインとなります。

なお、外壁塗装を行うことによって水分の遮断や汚れの付着を防ぐことができ、サビの発生リスクを減らすことができます。

ひび割れ

外壁のひび割れは放っておくと大きなトラブルに発展するため、早めに外壁塗装を行うことが大切です。

外壁のひび割れとは外壁の表面に生じる劣化現象で、外壁材の上に塗られている塗料の表面に形成される塗膜が割れることによって発生します。

ひび割れのことを「クラック」といい、クラックには幅0.3mm未満のヘアークラックと、幅0.3mm以上ある構造クラックの2種類があります。

特に構造クラックは雨漏りの原因にもなるため、早急に補修をしなければなりません。

また、ひび割れが小さくても放置していると次第に大きくなり、最終的には外壁が剥がれ落ちたり、倒壊したりする可能性もあります。

ひび割れが生じた部分にカビやコケが発生する場合もあるため、早めに対処しましょう。

外壁塗装が劣化しているサインについては、以下の記事でも詳しく解説していますので、あわせてご参照ください。

外壁塗装が劣化しているサインとは?劣化する原因や補修方法を紹介

外壁塗装と合わせて考えたいリフォーム

合わせて考えたいリフォーム

外壁塗装は足場を組んで大規模に行う工事であるため、屋根塗装や太陽光発電などのリフォームと合わせて行う場合もあります。

ここでは、それぞれのリフォームの概要と併用するメリットを解説します。

屋根塗装

屋根塗装とは、既存の屋根の上から塗料を塗り直すことであり、色あせてしまった屋根の美観を回復させるリフォームです。

外壁塗装と同様に塗料にはさまざまな種類があり、中には耐水性や耐候性に優れているものもあります。

このような塗料を用いて塗装することにより、屋根の寿命を延ばしたり、住宅の耐久性を向上したりすることが可能です。

屋根塗装と外壁塗装を同時に行うメリットは、足場の設置費用を抑えられることです。

外壁と屋根を別々に行う場合だと、2回分の足場費用がかかりますが、同時に行えば1回分の足場費用しかかかりません。

また、それぞれ単独に行う場合だと、屋根の色や外壁の色に合わせて塗料の色を選ぶ必要があります。

同時に行う場合はもともとの色の調和を気にする必要がないため、自由に好きな塗料を選べることもメリットです。

太陽光発電

太陽光発電の設置を検討している場合も、外壁塗装と合わせて行うことによって足場費用を抑えられるメリットがあります。

節約効果に加えて、同時に進めることで作業の手間や時間を大幅に削減できるのも魅力です。

また、屋根塗装も同時に行う場合は、太陽光パネルを設置する前に、屋根の耐久性を高めることもできます。

さらに、ローンを組んで太陽光発電や外壁塗装、屋根塗装を検討している場合は、1回のリフォーム審査でお金の借り入れが可能です。

太陽光発電と外壁塗装や屋根塗装の同時施工は、長期的な視点で見ると費用対効果が高いため、検討してみるのもよいでしょう。

まとめ

この記事では、外壁塗装を行う平均年数やサインを紹介しました。新築の場合は8〜10年が目安で、2回目以降は塗料の耐用年数に合わせて行うのがよいでしょう。

外壁塗装を適切なタイミングで行わないと、雨漏りや害虫の侵入リスクを高め、住宅の寿命を縮めてしまいます。

そのため、住宅を守るためにも外壁塗装は定期的に行うことが重要です。足場費用や手間を軽減するために、屋根塗装や太陽光発電の設置に合わせて行うのもよいでしょう。

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